プリモエナジー（2007年生、母スズカララバイ）

プリモエナジー（2007年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋エネルギー」。毛色は栗毛。種牡馬のスマートボーイ（当時12歳）と交配したスズカララバイが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方31戦4勝2着2回。2009年のリリーカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2010年の乙女座特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

6月2日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホワイトジュエルに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中6週で迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい4着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のミサトサウスに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月6日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンのプリサイスエンド賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2010年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S3のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンのフサイチコンコルド賞（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた12戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの乙女座特別（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ピースオブキングに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、平取ファンクラブ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスキヤネンに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

10月7日、中3週で迎えた14戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（9戦2勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた15戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、JA富川ルシナ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた16戦目は、北海道えぞ松特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミッドナイトボーイに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（11戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4歳（2011年）

5月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、北海道農協軽種馬対策委員会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（12戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、はまなす特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（13戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

6月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、空木特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた21戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（14戦3勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた22戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、カンナ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミッドナイトボーイに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月14日、中1週で迎えた23戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた24戦目は、雪印メグミルク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた25戦目は、マイネルラヴ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（15戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の野菜王国にったん特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた27戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、十勝軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた28戦目は、門別プロパンガス事業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（16戦3勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた29戦目は、室蘭カレーラーメン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（17戦3勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

10月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、浜菊特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（18戦3勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月1日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、ハンデ戦のサッポロ金のオフ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（19戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた32戦目は、浦河ウエリントンファイナルカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（20戦3勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。