ビクトリアサンデー（2002年生、母マーベラスウーマン）

ビクトリアサンデー（2002年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時10歳）と交配したマーベラスウーマンが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、地方28戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年のこいぬ座特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

3月6日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味のタフさで懸命に走り抜いたが、勝ったシンシアーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月1日、中7週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

9月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に敗れた。

10月23日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったウォーターオーレに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4歳（2006年）

1月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から9kg戻して迎えた7戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（大井ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた10戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、江古田特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月9日、中6週で迎えた11戦目は、こいぬ座特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のベルモントパルサーを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたラブリーバローズ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月29日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたドリームゼファー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

12月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

5歳（2007年）

1月16日、中4週で迎えた16戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケイアイプラネットに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

2月24日、中5週で迎えた17戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月12日、中6週で迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンドスター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月3日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた20戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月30日、中5週で迎えた21戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、根ノ上特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた22戦目は、萩特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた23戦目は、陣屋特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた25戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、葉牡丹賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゲイリーアイトーンに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

6歳（2008年）

1月8日、中0週で迎えた26戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイエヤスをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

1月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた28戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るモエレシャーロックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

2月24日、中1週で迎えた29戦目は、東海農政局特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた30戦目は、大垣共立銀行創立記念杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、奈良津桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月21日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた32戦目は、菜の花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた33戦目は、鵜飼特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったバンナボレロに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた34戦目は、馬瀬川特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた35戦目は、B級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた36戦目は、海津資材杯（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシントップオーをハナ差振り切って制した。

7月29日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は花本正三騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた38戦目は、ヤクルトカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。