サンダーゴッド（1999年生、母タカショウジュンコ）

サンダーゴッド（1999年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトロットサンダー（当時10歳）と交配したタカショウジュンコが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡博。戦績は、中央平地12戦0勝、地方19戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の冬日向特別(一般C1五)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、片岡博から「北海道5月トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、芹沢精一によって861万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

10月7日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

11月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

3歳（2002年）

3月16日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた9戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

7月14日、連闘で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた13戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の嵯峨菊特別（大井ダート1690m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスペースサークルに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた16戦目は、冬日向特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のカリスマジョージに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

4歳（2003年）

1月17日、中2週で迎えた17戦目は、若菜特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野崎武司騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したケイキカイフクを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

2月20日、中4週で迎えた18戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で野崎武司騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

6月9日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、みなづき賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で野崎武司騎手（6戦2勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた20戦目は、やぎ座特別（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で野崎武司騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた21戦目は、潮騒特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で野崎武司騎手（8戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1690m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で野崎武司騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた23戦目は、重陽特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で野崎武司騎手（10戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた24戦目は、ながつき特別（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で野崎武司騎手（11戦2勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた25戦目は、おうし座特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で野崎武司騎手（12戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた26戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1190m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で野崎武司騎手（13戦2勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた27戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、週刊競馬ブック賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた28戦目は、ファイナルナイト賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（14戦2勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5歳（2004年）

2月4日、中9週で迎えた29戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた30戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1三四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。