ローランバハムート（1995年生、母センゴクアンバー）

ローランバハムート（1995年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時6歳）と交配したセンゴクアンバーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地9戦4勝2着1回、地方9戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の京葉ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

5月16日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月31日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月27日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイムレスジェムを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のジェンツスマイルに1馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

12月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

4歳（1999年）

1月31日、中4週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下の青梅特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のグレートデュナミスを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、イズミサクセスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月18日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上1600万下の京葉ステークス（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベガスカラノテガミを上がり3位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って4勝目をマークした。

5歳（2000年）

11月17日、約19か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、けやき特別（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2001年）

1月15日、中7週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ブルージルコン賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた12戦目は、品川宿賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ミヤノシャダイにアタマ差交わされて2着となった。

2月28日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の’01メトロポリタンカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた14戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’01スプリングカップ（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のケンタウルス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

7歳（2002年）

3月4日、約11か月の休養明けで迎えた16戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた17戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、春馬特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。