ニシノボーゲン（2000年生、母スノークイーン）

ニシノボーゲン（2000年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋スキーのボーゲンのＶの字から勝利を願って（母名から連想）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時12歳）と交配したスノークイーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方10戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月5日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

2月2日、連闘で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のルーベンスメモリーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

3月7日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で18番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

4月18日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の桜木特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に敗れた。

5歳（2005年）

2月27日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

7月21日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、奥村友基騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセキノビクトリーに3馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

8月10日、中2週で迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C8-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイキクローネに6馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C7-1（園田ダート1230m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は奥村友基騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C6-3（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C6-3（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモハードリカーを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

10月18日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月27日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上C5三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイユープリティーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C5二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエムワイサクセスに2馬身半の差をつけて優勝

11月24日、中1週で迎えた16戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、スタージョッキーカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアグネスミステリーを捕まえ切れず、9馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホエールシャークを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。