オリンポスカザン（1987年生、母ミタカバンザイ）

オリンポスカザン（1987年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアーティカス（当時7歳）と交配したミタカバンザイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は戸島愛子。戦績は、中央平地36戦2勝2着4回、地方11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

戸島牛太郎厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1989年）

5月4日、デビュー戦は山田和久騎手を鞍上に据えて、3歳（帯広ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は419kg。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（帯広ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田和久騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のクラメロデイーに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月31日、中1週で迎えた3戦目は、倉見務騎手を鞍上に迎えて、3歳（帯広ダート1000m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた4戦目は、細川直人騎手を鞍上に迎えて、3歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳（岩見沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田和久騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のラツキーアタツクに2馬身半の差をつけて優勝

8月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（岩見沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和久騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のスターマーキユリーに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（岩見沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和久騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイアイグロリーから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のカシオペア特別（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田和久騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月7日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和久騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のミリオンダラーをハナ差制して4勝目を収める

9月19日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦のサファイヤ特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和久騎手（7戦4勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。0着に終わった。

12月9日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の樅の木賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月23日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、3歳400万下の千両賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

3歳（1990年）

1月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東田幸男騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月4日、中2週で迎えた16戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東田幸男騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたユウキサンボーイ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた17戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた18戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は東田幸男騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったイブキシークラウドにねじ伏せられて8馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東田幸男騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた21戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で東田幸男騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

8月19日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月23日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で小屋敷昭騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

10月21日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小屋敷昭騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小屋敷昭騎手（5戦0勝）。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月24日、中2週で迎えた28戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（7戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（1991年）

1月7日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（8戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモガミリリーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

1月19日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小屋敷昭騎手（9戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したディスコアンバーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小屋敷昭騎手（10戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタシバスペインを豪脚でアタマ差だけ差し切って久方ぶりに勝利を挙げた。

2月16日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小屋敷昭騎手（11戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小屋敷昭騎手（12戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた36戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で小屋敷昭騎手（13戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の栂尾特別（京都ダート1800m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で小屋敷昭騎手（14戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5歳（1992年）

2月8日、約10か月半の休養明けで迎えた38戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で小屋敷昭騎手（15戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた39戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は11戦連続で小屋敷昭騎手（16戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のラビットボールに1馬身3/4の差をつけて6勝目を獲得した。

3月8日、中1週で迎えた40戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小屋敷昭騎手（17戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた41戦目は、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で小屋敷昭騎手（18戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた42戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で小屋敷昭騎手（19戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた43戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で小屋敷昭騎手（20戦2勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた44戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は東田幸男騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた45戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（21戦2勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた46戦目は、5歳以上900万下の鷹取特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（22戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた47戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の飛騨特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。