ヤータン（2005年生、母ムサシブライアン）

ヤータン（2005年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時18歳）と交配したムサシブライアンが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）大沢育成牧場。戦績は、地方32戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

恵多谷豊厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

7月12日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のハナムケに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月15日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジII（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジIII（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3歳（2008年）

4月2日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

6月10日、中9週で迎えた5戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ヒデノソニックにアタマ差交わされて2着となった。

7月22日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のサンダーソニア賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月12日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

11月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、一般C2十11（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2七アイ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4歳（2009年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般C2-13 14（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた14戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-13 14 15（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3月20日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、一般C2-14 15 16（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2-14 15（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2-14 15 16（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2六アイ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は森下博騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月31日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、フェザン杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた21戦目は、石鳥谷夢まつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた22戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

9月7日、中9週で迎えた23戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、南部牛追唄全国大会レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた24戦目は、南部杯カウントダウン22（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた25戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、ハーベストカップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月1日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、11月3日は競馬の祭典JBC賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた27戦目は、滝観洞レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた28戦目は、横手かまくらレース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた29戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、洋野町南部もぐりレース（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

5歳（2010年）

1月3日、連闘で迎えた30戦目は、露天風呂三昧八幡平市レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワイエスオースにクビ差交わされて2着に甘んじた。