フィールドルーキー（2001年生、母オーゴンルーキー）

フィールドルーキー（2001年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルタッチ（当時8歳）と交配したオーゴンルーキーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山口義彦。戦績は、中央平地34戦3勝2着5回、中央障害1戦0勝、地方2戦0勝。2003年の兵庫ジュニアグランプリ(G3)で3着に入った他、2003年のききょうステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月26日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルタカアスカに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月7日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパレスエースに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

11月26日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月17日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた6戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

3歳（2004年）

6月5日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4歳（2005年）

4月10日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の御池特別（京都ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた11戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、スパークルキャットにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の岳特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユウキアヴァンセに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

8月14日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

8月21日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ビッグエンデバーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月11日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の西脇特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（9戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月29日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

5歳（2006年）

5月20日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（10戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、2着となった。

7月8日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の栂尾特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

8月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた22戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6歳（2007年）

5月5日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の六社特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月20日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

12月22日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（12戦1勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを16番手で通過。最後はフミノバラードと並んで2着同着となった。

7歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（13戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の水路閣特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（14戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（15戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したグレイトフルタイムを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（16戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（17戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

11月23日、約7か月半の休養明けで迎えた31戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

12月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた34戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8歳（2009年）

1月24日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（18戦1勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた36戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

12月5日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた37戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。