プライルード（2019年生、母アンソロジー）

プライルード（2019年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のラブリーデイ（当時9歳）と交配したアンソロジーが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の全日本2歳優駿(Jpn1)で3着に入った他、2021年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

5月20日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラールスルタンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月24日、中4週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、モーニングショーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、レディーアーサーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月25日、中9週で迎えた4戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3歳（2022年）

3月30日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月12日、中5週で迎えた7戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

6月28日、中6週で迎えた8戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエスポワールガイに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月8日、中9週で迎えた9戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のカプリフレイバーに3馬身半の差をつけて制した。

11月3日、中7週で迎えた10戦目は、Jpn1のJBCスプリント（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦2勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4歳（2023年）

3月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

4月19日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

7月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた13戦目は、地方重賞の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本田正重騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

9月7日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

10月26日、中6週で迎えた15戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のブンロートに2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

11月30日、中4週で迎えた16戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったキモンルビーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（2024年）

1月16日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、船橋ケイバウマ娘コラボ記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のスマートセラヴィーに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（11戦4勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。