ケレンシア（2020年生、母ラノララク）

ケレンシア（2020年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「癒しの場所(西)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモンテロッソ（当時13歳）と交配したラノララクが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はミルファーム。主な勝ち鞍は2024年のふうり会馬サー盃☆楓裏&めぶきW生誕記念(一般C2十)。

経歴

デビュー前

村田一誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月23日、デビュー戦は小林脩斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。15着に敗れた。

9月19日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3歳（2023年）

1月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた7戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

デビュー前

川添明弘厩舎（金沢）へ入厩。

5月30日、デビュー戦は藤田弘治騎手を鞍上に据えて、3歳戦の無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。

6月13日、中6週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた9戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったユメカナウトキに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月25日、中1週で迎えた10戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の昼顔賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のヘメロカリス賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた12戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の奥能登地震被災地復興支援杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のワクワクPR隊No.2金大馬術部頑張れ杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のけいごくん3歳お誕生日おめでとう記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた15戦目は、3歳B9（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた16戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のムラサキシキブ賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた18戦目は、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞特別編成（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったラプタマーベリックに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた19戦目は、祝!真海☆ついに10歳お誕生日記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部大地騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2九（金沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で服部大地騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた21戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

12月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は服部大地騎手（5戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4歳（2024年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、祝!!宏夢&杏夏結婚記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた24戦目は、がんばれ石川!コニー誕生日記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた25戦目は、4月12日は雪兎ちゃうさん生誕祭記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったブリクシアに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4月21日、中1週で迎えた26戦目は、ふうり会馬サー盃☆楓裏&めぶきW生誕記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテリオスカイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた27戦目は、オッズパーク杯金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。