リターンバンダム（1990年生、母リターントゥパリ）

Return Bandam

1990.05.29

リターンバンダム（1990年5月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のNiniski（当時14歳）と交配したリターントゥパリが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地25戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

7月24日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと末脚を伸ばして、最後は2着のダイゴウエッフェルに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月15日、中2週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月3日、中6週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた4戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、逃げるシンボリレンジャーに半馬身届かず2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた6戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、伸びてきたダイワリーダー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月12日、中2週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったメローホリデーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

4歳（1994年）

1月5日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は坂井千明騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、4着に入った。

7月31日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下の襟裳特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下のノサップ岬特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルタクトに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のウエスタンレヴューに5馬身の差をつけて制した。

10月30日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の本栖湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したサザンアルプスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中3週で迎えた14戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

5歳（1995年）

6月10日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月16日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

12月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ツクバノーブルに交わされて5馬身差の2着となった。

6歳（1996年）

1月5日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、勝ったムテキサーパスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月21日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（10戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（11戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた24戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の御嶽特別（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は徳吉孝士騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。