クリールアジン（2007年生、母マミーブルーⅡ）

クリールアジン（2007年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋１（ロシア語）」。毛色は芦毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時15歳）と交配したマミーブルーⅡが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の熱気球のまち上士幌町特別(一般C2-2)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月12日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

3歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

5月22日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

4歳（2011年）

12月3日、約16か月の休み明けで馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた6戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月12日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、一般C2三 C3（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったインテレスから4馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2三 C3（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡崎準騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアラタマバイオに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2012年）

1月2日、連闘で迎えた9戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡崎準騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフレッシュパワーに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月14日、中1週で迎えた10戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡崎準騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフォーマリストから1馬身半差の2着に敗北した。

1月29日、中1週で迎えた11戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡崎準騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマキハタフォルテをクビ差制して3勝目を奪取した。

2月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、一般C3一（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡崎準騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったドリーヴァーデンから半馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた13戦目は、一般C3一（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で岡崎準騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシャトープレンティをアタマ差制して1着ゴールを果たした。

5月4日、中8週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた14戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、リボンナポリン特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったケイエスブライトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた15戦目は、白丁花特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた16戦目は、紫露草特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったメイスンドリームに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた17戦目は、沼田町おいしい雪中米特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた18戦目は、くちなし特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた19戦目は、雪印メグミルク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた20戦目は、ソメスサドル特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた21戦目は、熱気球のまち上士幌町特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部龍騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のコスモロゼットに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

8月14日、中1週で迎えた22戦目は、リボンシトロン特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で阿部龍騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、十勝軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部龍騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた24戦目は、北海道日高管内商工会連合会特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で阿部龍騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた25戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、サムライハート賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた26戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、サイレントディール賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。