エイプリルボーイ（2005年生、母キョウエイリード）

エイプリルボーイ（2005年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時12歳）と交配したキョウエイリードが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、地方18戦3勝2着3回。2008年の阿久利黒賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、岡田スタッドから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって577.5万円で落札された。

千葉四美厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2007年）

9月1日、デビュー戦は小林俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。馬体重は483kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユノカサブランカに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月23日、中2週で迎えた2戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のりんどう賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

11月17日、中7週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた3戦目は、2歳（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月2日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の寒菊賞（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シュロに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

12月22日、中2週で迎えた5戦目は、2歳A2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリュウノツバサに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3歳（2008年）

1月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

4月20日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウィンエヴリーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の阿久利黒賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のミルキーウェイカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月23日、中7週で迎えた11戦目は、3歳戦のがんばろう!岩手2008レース（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウィンエヴリーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

10月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第3戦）（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のウイナーカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は阿部英俊騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、浄法寺塗レース（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モエレタキシードに交わされて3馬身差の2着となった。

11月23日、中2週で迎えた16戦目は、JA江刺やさい杯（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

4歳（2009年）

3月23日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた18戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、臼木山レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。