トネノキング（2003年生、母バーボンストリート）

トネノキング（2003年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王」。毛色は鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時6歳）と交配したバーボンストリートが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）三好牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方20戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年のアルクツールス賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

上杉昌宏厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2005年）

7月31日、デビュー戦は鷹見浩騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったアタゴハヤブサに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったマイジュピターにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイハリウッドに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、中7週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

11月16日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、2歳地方重賞のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のエリカ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイジュピターに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3歳（2006年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルシュピールにハナ差届かず2着となった。

2月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

4月22日、中7週で迎えた10戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月12日、中4週で迎えた13戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

8月6日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4歳（2007年）

1月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた15戦目は、ガーネット賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた16戦目は、春麗賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた17戦目は、陽春賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったナイキハーラーワンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中4週で迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、オメガ賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた19戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のベルモントマーキスを半馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた20戦目は、内外タイムス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（10戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたサウンドサンデー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた21戦目は、風待月賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

9月5日、中6週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた23戦目は、仲秋オープン（大井ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（12戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5歳（2008年）

2月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から9kg絞って迎えた24戦目は、春麗賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた25戦目は、アーバンステージ弥生賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。