タニノミストラル（1999年生、母カウンテスアイヴァー）

タニノミストラル（1999年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時7歳）と交配したカウンテスアイヴァーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着3回、地方21戦7勝2着2回。2003年の酒田まつり賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

12月1日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったデンバースワンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

1月26日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったクーリンガーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したツルギセンタンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

4月27日、中4週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコシズエッグを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月25日、中3週で迎えた9戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

10月19日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月22日、中1週で迎えた15戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

4歳（2003年）

1月19日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

4月21日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、キバレかみのやま特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のタワリングドリームに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、Dr.コパ誕生日記念（ファイナル）（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタワリングドリームをアタマ差制して3勝目を手中に収めた。

5月19日、中1週で迎えた19戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、メルボルンカップ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタワリングドリームに3馬身の差をつけて制した。

6月3日、中1週で迎えた20戦目は、地方重賞の酒田まつり賞（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のセントアトラスに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月29日、中3週で迎えた21戦目は、洸くん賞（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったセタノスターから1馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた22戦目は、笑顔に涙賞（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカガヤキローマンに6馬身の差をつけて6勝目を収める

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、Kigen（起源）賞（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のセタノスターに1馬身半の差をつけて7勝目を獲得した。

5歳（2004年）

8月14日、約13か月の休み明けで迎えた24戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、サードニックス賞（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月22日、中5週で迎えた25戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のセプテンバー特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた26戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のトパーズ特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナカガワに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

12月16日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のディセンバー特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、グリンセレブに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2005年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の初春特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月9日、中4週で迎えた30戦目は、朱雀特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた31戦目は、雛祭特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4月26日、中5週で迎えた33戦目は、ファンシーサドル特別（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（8戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた34戦目は、コルヒドレ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山田信大騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、錦江湾特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた36戦目は、JBCカウントダウン80 大村湾特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月28日、中1週で迎えた37戦目は、馬産地協賛大分川特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。