メイプルステージ（2007年生、母メイプルダンス）

メイプルステージ（2007年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋舞台。大きな舞台へ」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時15歳）と交配したメイプルダンスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方28戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の木場潟公園ロードレース特別(一般B3一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、成隆牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

ターファイトクラブにて総額500万円（5万×100口）で一口馬主が募集された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

8月21日、デビュー戦は青木芳之騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

9月19日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた4戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C4八（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマートチョイスに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月7日、中1週で迎えた5戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のノアシーズに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月5日、中3週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい17着に終わった。

4歳（2011年）

1月18日、中5週で迎えた7戦目は、フレンドリーブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

2月5日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた9戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた10戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

4月23日、中0週で迎えた11戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月29日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、一般C3六（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビクトリーエールに7馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

6月12日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた13戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、名物食べて復興支援いわきいちじく（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシゲフジケーティンに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

7月5日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2三（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディグアップアイリに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のリリーザサンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

8月30日、中3週で迎えた17戦目は、金沢城河北門カップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた18戦目は、富山県畜産振興協会長賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったプレトリアンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4三（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、リリーザサンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた20戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のオースミビーナスに4馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

10月26日、連闘で迎えた21戦目は、七尾秋の大市特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた22戦目は、木場潟公園ロードレース特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフブキサクラコに4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月22日、連闘で迎えた23戦目は、オペラ「高野聖」特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったフブキサクラコに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた25戦目は、B2級チャンピオン（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

5歳（2012年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、東日本大震災復興支援特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（11戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた27戦目は、イルカウオッチングクルーズ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（12戦4勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

4月3日、連闘で迎えた28戦目は、浅の川園遊会特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（13戦4勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5月13日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、苺一会特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた30戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた31戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、珠姫御輿入れ特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったアコニットムーンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6月24日、中1週で迎えた32戦目は、テルメ金沢千円カット、ペロ杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（14戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャトゥチンタを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

7月10日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた34戦目は、手取の火祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（15戦5勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた35戦目は、千里浜なぎさドライブウェイ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。