イチダイコク（1987年生、母タケノエメラルド）

イチダイコク（1987年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のホクトフラッグ（当時8歳）と交配したタケノエメラルドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方12戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の春分賞(B3一)。

経歴

デビュー前

竹原真一厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1989年）

9月2日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルトメリリーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1990年）

12月12日、約15か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーザンウインドから3馬身差の2着に敗北した。

4歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、5歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマンリーサンシーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

1月22日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルビツクバンに5馬身の差をつけて3勝目をマークした。

2月22日、中3週で迎えた5戦目は、梅祭り特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエスエスバージに3馬身の差をつけて優勝

3月22日、中3週で迎えた6戦目は、西麻布特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のクラノカツブネに半馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（1992年）

2月6日、約10か月半の休養明けで迎えた7戦目は、佐藤壽騎手を鞍上に迎えて、帝釈天特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカンダイハードをハナ差制して怒涛の5連勝を決めた。

3月21日、中5週で迎えた8戦目は、春分賞（大井ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤壽騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のホンゴールに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月2日、中5週で迎えた9戦目は、本間光雄騎手を鞍上に迎えて、春風賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったニツシヨウハクバから2馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中4週で迎えた10戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間光雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンザンアラシから1馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた11戦目は、青嵐賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本間光雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた12戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、サマーカップ（大井ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月22日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

6歳（1993年）

4月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、丹沢ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた16戦目は、麦秋ステークス（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木勇騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた17戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、福島テレビ杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。