グロリアスカメオ（2016年生、母グロリアスフラワー）

Glorious Cameo

2016.04.22

グロリアスカメオ（2016年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時20歳）と交配したグロリアスフラワーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は五丸農場。2018年のプリンセスカップ(牝M2)で2着に入った他、2018年の知床賞(M3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、五丸農場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小笹商店によって378万円で落札された。

斉藤正弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

6月27日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったパレスラブリーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

7月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、イケノオテンチャンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビービージェンマを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月20日、中4週で迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

10月28日、中4週で迎えた5戦目は、2歳M3の知床賞（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ヤマショウブラックに半馬身交わされて2着となった。

11月26日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳M2のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったシェリーアモールに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2019年）

7月10日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のうまたせ!&ウマタセーヌ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマグレに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のプリンセスリアンに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月2日、中8週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた9戦目は、オーロラの森賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はケアロハと並んで2着同着となった。

10月18日、中1週で迎えた10戦目は、野菊賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた11戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、港でナイトタイム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

4歳（2020年）

2月13日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、乗馬で新しい世界に出会おうクレイン千葉杯（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

3月12日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦の毎日がお花見日和!HANA・BIYORIC1（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のミスシェーンハイトに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月30日、中2週で迎えた14戦目は、一緒に遊ぼうと邪神ちゃんは声をかける（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、送り火賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

9月28日、中5週で迎えた16戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、まつたけスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦の秋収めスプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月30日、中4週で迎えた18戦目は、オキザリススプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

5歳（2021年）

2月8日、中9週で迎えた19戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、浜風スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のスペアミント賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオルガンパイプを3/4馬身差し切って5勝目を挙げた。

5月3日、中6週で迎えた21戦目は、ゴールデンスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた22戦目は、緑風特別（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月21日、中9週で迎えた23戦目は、夏の陣ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、錦秋特別（浦和ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクモキリに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

デビュー前

1歳のとき、五丸農場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小笹商店によって378万円で落札された。

山下貴之厩舎（船橋）へ入厩。

1月10日、デビュー戦は篠谷葵騎手を鞍上に据えて、房総スプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての12番ゲートからスタート。出走取消となった。

6歳（2022年）

7月25日、約9か月の休み明けで迎えた25戦目は、トリカブトスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の芙蓉特別（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったシェナブライトに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の爽秋特別（浦和ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。