フジノチーター（2010年生、母ファインオーラ）

フジノチーター（2010年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時8歳）と交配したファインオーラが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）三好牧場。戦績は、地方43戦5勝2着3回。2013年のひまわり賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三好牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

8月9日、デビュー戦は川島雅人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月23日、中1週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた3戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた4戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、2歳B2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウギョウデジタルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた5戦目は、2歳B2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコウギョウデジタルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ドラゴンチョッパーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月15日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

12月29日、中1週で迎えた9戦目は、2歳A（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず4着に敗れた。

3歳（2013年）

4月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

5月4日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた11戦目は、3歳地方重賞のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のはまなす賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は9戦連続で高松亮騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のアンバー賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で高松亮騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月13日、中5週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のハヤテスプリント（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で高松亮騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で高松亮騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、3着を確保した。

8月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で高松亮騎手（12戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた17戦目は、地ビールフェスティバルレース（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で高松亮騎手（13戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のサダチカガーベラに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

9月8日、中1週で迎えた18戦目は、セプテンバーカップ（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で高松亮騎手（14戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

9月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、洋野町三大ラーメンレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で高松亮騎手（15戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のクシコスポストに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

10月7日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた20戦目は、サーモンフィッシングレース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で高松亮騎手（16戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったコスモデスタンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた21戦目は、室根神社特別大祭レース（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で高松亮騎手（17戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモンテムーンを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、仙人峠レース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で高松亮騎手（18戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

11月16日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、ノベンバーカップ（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で高松亮騎手（19戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月28日、中5週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた24戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

4歳（2014年）

1月22日、中3週で迎えた25戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田功駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

3月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で早田功駿騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月2日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2十十一（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で早田功駿騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で早田功駿騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で早田功駿騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2十十一（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で早田功駿騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた33戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月11日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着を確保した。

8月1日、中2週で迎えた35戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサクラアルカンジュに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月11日、中0週で迎えた36戦目は、一般C2五六七（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた37戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた38戦目は、池袋賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた39戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた40戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、向島賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた41戦目は、もみの木賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は有年淳騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

12月25日、連闘で迎えた42戦目は、ホワイトクリスマス賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5歳（2015年）

1月22日、中3週で迎えた43戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。