ヒカルクロフネ（2004年生、母ライクリーティナ）

ヒカルクロフネ（2004年1月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時6歳）と交配したライクリーティナが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回、地方25戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月13日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したファイトソングを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月3日、中2週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったベルベットイーグルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。

3歳（2007年）

4月8日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月9日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラヴリーアクションを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月14日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

8月26日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

12月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4歳（2008年）

3月29日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

5月11日、中5週で迎えた10戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

9月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ベットボトムダラーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中2週で迎えた12戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャインカイザーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた15戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウショウサウンドに3馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月16日、中1週で迎えた16戦目は、ルビー特別（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモスサンダーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた17戦目は、門松特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベットボトムダラーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月13日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた19戦目は、ルビー特別（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のリンクスクインを半馬身振り切って優勝

5月12日、中1週で迎えた20戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャインカイザーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた21戦目は、スプリント特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサムソンリンリンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 晴/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（7戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた24戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた25戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた26戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（6戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナムラグローリーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた27戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた28戦目は、ルビー特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテンエイゴールドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中3週で迎えた29戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた30戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた32戦目は、ルビー特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（8戦3勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

6歳（2010年）

1月2日、中2週で迎えた33戦目は、新春特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

4月13日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、春の兼六園特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（11戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた35戦目は、兼六園カキツバタ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（12戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。