ファイトソング（2004年生、母ジグズアンドリールズ）

ファイトソング（2004年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「戦いの歌」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時19歳）と交配したジグズアンドリールズが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地3戦1勝、地方34戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月13日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のヒカルクロフネに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2007年）

4月21日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月5日、中7週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、夕凪特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

7月26日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg戻して迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた7戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、サンタクロース特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた9戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

1月29日、連闘で迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオウシュウヒカリをハナ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、しらこばと賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた12戦目は、春光特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた13戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、杉並区特別（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた14戦目は、芦ノ湖特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた15戦目は、マーガレット特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、シャドウフィクサーに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、青葉特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた18戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般B3三 C1二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月17日、中3週で迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のなでしこ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた20戦目は、シーブリーズ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月20日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月8日、中2週で迎えた22戦目は、一般B3二（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月30日、中2週で迎えた23戦目は、一般B3三（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5歳（2009年）

1月1日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、初夢特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた26戦目は、馬産地日高特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月26日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた29戦目は、桜草特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた30戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1二三（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた32戦目は、新緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトゥルーヴァラーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

5月20日、中2週で迎えた33戦目は、一般B3三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた34戦目は、一般B3三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた35戦目は、水無月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた36戦目は、牝馬限定戦のなでしこ特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、5着を確保した。

7月28日、中1週で迎えた37戦目は、湘南江の島海の王子杯（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。