サクラエキスプレス（2001年生、母サクラジェンヌ）

サクラエキスプレス（2001年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋急行列車。サクラ『特急』がターフを走り廻る」。毛色は芦毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時11歳）と交配したサクラジェンヌが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地8戦3勝2着2回、地方36戦3勝2着5回。2008年の桂樹杯(一般)で2着に入った他、2008年のあじさい賞(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

7月2日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月9日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったアクティースキャンから3馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジII（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアトミックロックに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月6日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉津代士騎手（3戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノウルフからハナ差の2着に甘んじた。

8月20日、中1週で迎えた5戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のコローレアランチョに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

9月11日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡島玉一騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったウォーフォーチュンから3馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた7戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のアンフィーイモンに3/4馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

12月28日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

3歳（2004年）

2月1日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

3月13日、中5週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒシシンエイに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手中に収めた。

4月10日、中3週で迎えた11戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

8月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたダイタクソニック決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月29日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のシンボリルドルフメモリアル（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったシルクディレクターにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月26日、中3週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の習志野市制施行50周年記念（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコスモインペリアルを半馬身振り切って5勝目をマークした。

4歳（2005年）

1月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアサクサキニナルをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

6歳（2007年）

4月26日、約28か月の休み明けで迎えた16戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、日高建設協会特別（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた17戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、タイムパラドックス賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、地方重賞のステイヤーズカップ（旭川ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林靖幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月19日、中5週で迎えた20戦目は、ディープインパクト・プレミアムI（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林靖幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営記念（札幌(地)ダート2485m 晴/重）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

7歳（2008年）

3月22日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、奥州市職員奥馬の会会長杯（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた23戦目は、一般A一（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた25戦目は、あすなろ賞（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた26戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、あじさい賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ボスアミーゴに交わされて1馬身差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた27戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた28戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた29戦目は、一般A一（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた30戦目は、すずらん賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた31戦目は、桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ボスアミーゴに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた33戦目は、地方重賞のきんもくせい賞（盛岡芝2400m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた34戦目は、赤松杯（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた35戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、白嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた36戦目は、一般A一（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた37戦目は、布佐洞窟レース（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

8歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた38戦目は、地方重賞のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた39戦目は、黒崎海岸レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた40戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた42戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた43戦目は、一般B2（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（10戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた44戦目は、五月雨賞（盛岡芝1700m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（11戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。