アイディングロウ（2001年生、母ノーベルスター）

アイディングロウ（2001年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエアダブリン（当時10歳）と交配したノーベルスターが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、地方22戦3勝2着6回。2004年のクラウンカップ(地方重賞)で2着に入った他、2004年のサラブレッドカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

及川肇厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2003年）

9月15日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、アジュディミツオーに交わされて1馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったマルマツサイレンスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2004年）

1月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったブラウンヒューロンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月10日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のベストホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月23日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドハートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヨシリマーカブルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ブルーローレンスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のカーネーション特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の合歓特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の夾竹桃特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドラゴンシャークをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月18日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた11戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドカップ（高崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月6日、中6週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

9月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、秋草賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた14戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルビット特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

4歳（2005年）

1月4日、中2週で迎えた15戦目は、睦月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた16戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた17戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンドダスト特別（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルモントバーディを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

2月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月28日、中8週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた19戦目は、ゴールデンスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（12戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリンカーンスターに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

5月16日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の新緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（13戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた21戦目は、ハッピーナイト特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（14戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた22戦目は、さざなみ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は田中力騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。