メイショウゲキリン（2019年生、母メイショウスズラン）

メイショウゲキリン（2019年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+逆鱗、ひどく怒ること」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時9歳）と交配したメイショウスズランが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2022年のきさらぎ賞(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月28日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は516kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月10日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のタマモエースをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

11月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスの黄菊賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ジャスティンパレスに3/4馬身交わされて2着となった。

3歳（2022年）

1月16日、中8週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの梅花賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。4頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい3着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月6日、中3週で迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 晴/重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

7月9日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの北斗特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月27日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったメイクアリープに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの大須特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では不撓のガッツで渋太く粘り続けて先頭をうかがい、最後は2着のガラパゴスをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

4歳（2023年）

1月8日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの濃尾特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

1月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの川西特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

8月27日、約6か月半の休み明けで迎えた15戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

10月7日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアスクドゥポルテにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月17日、中4週で迎えた19戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、マイネルエンペラーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2024年）

4月21日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの比良山特別（京都芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたコパノサントス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。