コクサイトップラヴ（2002年生、母モガミタマー）

コクサイトップラヴ（2002年4月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋母父名の一部＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時7歳）と交配したモガミタマーが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道帯広市、生産者は十勝ケンタウルスファーム（有）。戦績は、中央平地21戦1勝2着5回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、十勝ケンタウルスファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

6月20日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1000m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた3戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ニューグランジに交わされて2馬身差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、メジロファングに3/4馬身交わされて2着となった。

9月18日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、カネサマンゲツにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたシャコーサクセス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月14日、中5週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中剛騎手（5戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のチョウカイモンドに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月18日、中2週で迎えた9戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中剛騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

3歳（2005年）

1月30日、中5週で迎えた10戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中剛騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

3月5日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中剛騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、サトノケンシロウに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で田中剛騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

5月21日、中8週で迎えた13戦目は、3歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中剛騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2006年）

1月14日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた14戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に敗れた。

3月18日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（11戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（12戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

6月3日、中6週で迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。

11月25日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

5歳（2007年）

3月31日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。

8月12日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

6歳（2008年）

3月23日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（13戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。