トウゲンキョウ（1999年生、母リトルジネヴラ）

トウゲンキョウ（1999年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワカオライデン（当時18歳）と交配したリトルジネヴラが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は吉田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方37戦7勝2着7回。2001年の若葉賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、吉田牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、山形県馬主会によって525万円で落札された。

渡部寛修厩舎（上山）へ入厩。

2歳（2001年）

8月16日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳B1（上山ダート1250m 晴/良）に出走。馬体重は445kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアンビアローに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた2戦目は、五十嵐恭平騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の若葉賞（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアローイーグルから1馬身差の2着となった。

10月15日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦の若松賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下の秋明菊賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

3歳（2002年）

4月21日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、ポセイドン特別（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐恭平騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳A1（上山ダート1500m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐恭平騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳A（上山ダート1700m 曇/重）に52.5kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で五十嵐恭平騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のさつき賞（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐恭平騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A1（上山ダート1500m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で五十嵐恭平騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のミュージックロマンに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

7月13日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐恭平騎手（6戦1勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。15着に終わった。

9月2日、中6週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた11戦目は、3歳戦のスガワランドカップ（上山ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で五十嵐恭平騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアローイーグルからクビ差の2着に甘んじた。

9月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のダリア賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で五十嵐恭平騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた13戦目は、3歳A（上山ダート1500m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で五十嵐恭平騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーワンライデンからクビ差の2着に甘んじた。

10月13日、中1週で迎えた14戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の競馬同人誌連合会杯（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の中国料理新華楼特別（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で須田英之騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた16戦目は、3歳A（上山ダート1500m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐恭平騎手（10戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったワールドジャガーから1馬身差の2着となった。

11月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のかみのやま競馬活気会賞（上山ダート1500m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐恭平騎手（11戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったレビンスイセイからハナ差の2着に甘んじた。

12月10日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の谷口純治追悼記念（上山ダート1500m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で五十嵐恭平騎手（12戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のイズミオウジャをクビ差制して3勝目を獲得した。

4歳（2003年）

1月2日、中2週で迎えた19戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2三イ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のキヌガサテンリュウに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月17日、中6週で迎えた20戦目は、一般C2一（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナスノハーブを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

3月10日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、葛飾区特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネブーケをアタマ差振り切って休養明け初戦をモノにした。

9月6日、中1週で迎えた23戦目は、海王星特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1五（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた25戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1五（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた27戦目は、ぎょしゃ座特別（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1三（大井ダート1190m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた29戦目は、フロイデ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したカネショウアサマにクビ差届かず2着となった。

5歳（2004年）

1月7日、連闘で迎えた30戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた31戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

3月2日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月22日、約4か月半の休養明けで迎えた35戦目は、一般C1六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

8月16日、中3週で迎えた36戦目は、一般C1七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたセイエイヒチフク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月14日、中3週で迎えた37戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャニオンブラックを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

11月2日、中4週で迎えた39戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、フレンドシップジョッキー（大井ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。