プレティオラス（2009年生、母ユーロペ）

プレティオラス（2009年6月6日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「小さなごほうび（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフィガロ（当時14歳）と交配したユーロペが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方33戦7勝2着2回。2012年の東京ダービー(S1)に勝利した他、2013年、2015年と東京記念(S2)を2勝する活躍をした。その他にも重賞4勝を挙げた。

経歴

デビュー前

佐藤英明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

8月10日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったハテンコウに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したコスモアルファにクビ差届かず2着となった。

10月13日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のススキノナイトを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

11月30日、中6週で迎えた7戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のインディスシーズンに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月28日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2012年）

1月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のゆきやなぎ特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で服部茂史騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず12着に敗れた。

3月5日、中5週で迎えた10戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月31日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、最後はジャルディーノと並んで3着同着となった。

6月6日、中3週で迎えた14戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のプーラヴィーダを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月11日、中4週で迎えた15戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月21日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

11月21日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、Jpn2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4歳（2013年）

1月3日、中5週で迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた19戦目は、ガーネット賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月28日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月13日、中6週で迎えた21戦目は、オーガスト賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のアートサハラに1馬身半の差をつけて4勝目をゲットした。

9月18日、中4週で迎えた22戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（8戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のスターシップに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月27日、中9週で迎えた23戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた24戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（10戦2勝）。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5歳（2014年）

4月1日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、’14ブリリアントカップ（大井ダート2000m 晴/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月20日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ラジオ日本賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた27戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた28戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く17着に終わった。

12月29日、中6週で迎えた29戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（11戦2勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

6歳（2015年）

2月4日、中4週で迎えた30戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（12戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた31戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた32戦目は、’15ブリリアントカップ（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（14戦2勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

5月20日、中5週で迎えた33戦目は、S2の大井記念（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（15戦2勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のユーロビートに3馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

9月16日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（16戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のユーロビートに2馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。

11月25日、中9週で迎えた35戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（17戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた36戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（18戦4勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

7歳（2016年）

2月10日、中5週で迎えた37戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本橋孝太騎手（19戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

8歳（2017年）

6月28日、約17か月の休み明けで迎えた38戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。