第52回 アルゼンチン共和国杯 (G2)

レース展開

デスペラードが全馬を引き連れる形、その少し後ろに続くクリールカイザー

デスペラードが先手を取る形となり、リードを2馬身以上確保してレースを進める。単独の2番手にクリールカイザーが続く。その後ろ、ラブリーデイが3番手の絶好位につける。そのあと、サイレントメロディとスマートギアは好位に収まる。先団後ろのポジションに付けたのはスーパームーン。その1馬身後ろ、モビールとマイネルジェイドは中団やや前。セイクリッドバレーとマイネルメダリストは中団馬群の丁度真ん中を併走。フェイムゲーム、リキサンステルス、ホッコーブレーヴらは中団後方の位置取り。コスモロビンとアドマイヤケルソは後方4番手に控えて機をうかがう。後方3番手で腰を落ち着けて折り合いをつけるのはプレティオラス。後方2番手の位置でユッタリと構えるのはサイモントルナーレ。シンガリにネオブラックダイヤがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アルゼンチン共和国杯、フェイムゲームが破壊力満点の末脚を炸裂させて前の各馬をアッサリと交わす

先頭はクリールカイザーでリードは1馬身。2番手にデスペラードとラブリーデイが続く。そのすぐ後ろ、スマートギアが4番手。1馬身離れて、サイレントメロディとスーパームーンが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、依然として先頭で粘り続けるクリールカイザー。そのまま押し切る態勢だったが、中団前目にいた2番人気のフェイムゲームが次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は後続に2馬身半の差をつけて勝利を挙げた。2着には、途中から先頭に立ったクリールカイザーが続き、2着と3/4馬身差の3着には、先行勢の後ろの位置から妙々たる末脚を披露したスーパームーンが入った。そこからハナ差遅れた4着には、後方4番手で直線を迎えたアドマイヤケルソが入線、さらに1馬身3/4差の5着には、2番手にいたラブリーデイが食い込み、さらにそこから1馬身3/4差の6着にはモビールが入った。1番人気のホッコーブレーヴは中団前目にいたが失速して14着に敗れた。