スーパームーン（2009年生、母フェアリーバラード）

スーパームーン（2009年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「月が地球に最接近した時の満月」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時24歳）と交配したフェアリーバラードが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦5勝2着8回、海外1戦0勝。2016年のアメリカジョッキークラブカップ(G2)で2着に入った他、2014年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月22日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、5着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったコスモオオゾラに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモグレースフルに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月3日、中1週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2012年）

3月25日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったオペラダンシングにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したダイワフェリスに半馬身届かず2着となった。

5月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月6日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のシャドウパーティーに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

11月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したコスモグレースフルにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月24日、中2週で迎えた11戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の冬至特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2013年）

5月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したアルキメデスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月8日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下の稲城特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のロンギングダンサーをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

6月29日、中2週で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダノンジェラートを上がり2位の末脚で半馬身差し切って4勝目をゲットした。

8月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のポプラステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

10月5日、中6週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたホッコーブレーヴ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2014年）

7月26日、約10か月の休養明けで迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の札幌競馬場グランドオープン記念（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエーシングングンをクビ差振り切って休養明けの一戦をモノにした。

8月24日、中3週で迎えた19戦目は、N.ローウィラー騎手を鞍上に迎えて、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月19日、中7週で迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（9戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

6歳（2015年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（10戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月20日、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月18日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（11戦2勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

12月20日、中5週で迎えた26戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたトーセンレーヴ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7歳（2016年）

1月24日、中4週で迎えた27戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったディサイファに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、G2の札幌記念（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

8歳（2017年）

1月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた30戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（13戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

7月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた31戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。