第53回 アルゼンチン共和国杯 (G2)

レース展開

スズカデヴィアスが後続をリードする形、2番手を進むメイショウカドマツ

スズカデヴィアスが逃げる形となり、後続との差を1馬身ほど確保して馬群を引っ張っていく。単独の2番手にメイショウカドマツが続く。そのすぐ後ろ、スーパームーンとゴールドアクターが3番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはマイネルフロストとサトノノブレス。その1馬身後ろ、プランスペスカ、プロモントーリオ、ラブイズブーシェ、ニューダイナスティらは中団前寄り。レコンダイトとレーヴミストラルは中団後方の位置。ヒラボクディープとフラガラッハは後方5番手に控えて虎視眈々と機をうかがう。後方5番手でジックリと折り合いをつけるのはヴァーゲンザイルとマイネルメダリスト。後方2番手の位置で息を潜めて脚をタメるのはロンギングダンサー。しんがりにサイモントルナーレがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アルゼンチン共和国杯、ゴールドアクターが負けじ魂を発揮してゴール寸前の熾烈な戦いを頭差で物にする

先頭はスズカデヴィアスでリードは半馬身。2番手にメイショウカドマツが続く。そのあと、ゴールドアクターが3番手。その後ろ、スーパームーンとマイネルフロストが4番手。1馬身離れて、サトノノブレスが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手から抜け出したのはメイショウカドマツ。そのまま押し切るかに見えたが、絶好位にいた1番人気のゴールドアクターが猛烈な末脚を弾けさせてメイショウカドマツを捉えると、最後はアタマ差だけ先んじて勝利を掴んだ。2着のメイショウカドマツから2馬身半差の3着には、後方4番手の位置から出色の末脚を披露したレーヴミストラルが入った。そこから1馬身半遅れた4着には、先行勢の後ろで直線を迎えたサトノノブレスが入線、さらに3/4馬身差の5着には、好位にいたスーパームーンが食い込み、さらにそこからクビ差の6着にはマイネルフロストが入った。2番人気のプロモントーリオは中団前目にいたが末脚不発で7着に敗れた。