コスモオオゾラ（2009年生、母マイネシャローナ）

コスモオオゾラ（2009年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大空」。毛色は鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時9歳）と交配したマイネシャローナが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回。2012年の弥生賞(G2)に勝利した他、2012年の皐月賞(G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月25日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したハードロッカーにハナ差届かず2着となった。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスーパームーンに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月3日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウカドマツを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

3歳（2012年）

2月12日、中9週で迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトリップに1馬身1/4の差をつけて初の重賞タイトルをゲットした。

4月15日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

5月27日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

10月21日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚にキレが無く17着に敗れた。

12月1日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

4歳（2013年）

1月5日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

3月9日、中8週で迎えた12戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

5歳（2014年）

12月21日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた14戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

6歳（2015年）

1月31日、中5週で迎えた15戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3月14日、中5週で迎えた16戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は減速してしまい17着に終わった。