マルタカラッシャー（1996年生、母シービーベレーザ）

マルタカラッシャー（1996年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時10歳）と交配したシービーベレーザが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方9戦2勝。主な勝ち鞍は1999年の’99ベストスパー特別（5）。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

12月12日、デビュー戦はM.ロバーツ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着を確保した。

12月27日、中1週で迎えた2戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3歳（1999年）

1月10日、中1週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた4戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたマンノチャンピオン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でS.サンダース騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’99ベストスパー特別（5）（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のニシノモナリザに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2000年）

1月30日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、森安輝正騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた8戦目は、バレンタインスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた9戦目は、’00フレンドリースパー特別（3）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた11戦目は、’00フレンドリーサドル特別（1）（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は森安輝正騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月26日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、’00フェイスフルレイン特別（2）（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の松戸特別（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は森安輝正騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

5歳（2001年）

4月1日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、近藤二郎騎手を鞍上に迎えて、一般C（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサウンドアンデスに6馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

7月13日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で近藤二郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた17戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

9月13日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は近藤二郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。