ブルーセレブ（2011年生、母カリビアンセレブ）

ブルーセレブ（2011年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。2013年にNARグランプリ2歳最優秀牝馬を受賞した。毛色は栗毛。種牡馬のアサクサデンエン（当時12歳）と交配したカリビアンセレブが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、地方8戦3勝2着1回。2013年の東京2歳優駿(牝S1)に勝利した他、2014年の桜花賞(牝S1)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

武井和実厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2013年）

7月26日、デビュー戦は山崎誠士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は451kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のサンライズ賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイントレガシーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の若武者賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るファーストキスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月17日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、2歳オープンの東京スポーツ師走オープン（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のストロベリーランに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3歳（2014年）

2月19日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したシャークファングを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。