シングンオフビート（2015年生、母アルコシエロ）

シングンオフビート（2015年3月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+型破り」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシングンオペラ（当時17歳）と交配したアルコシエロが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は広富牧場。2020年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月24日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3歳（2018年）

1月21日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月21日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

9月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

9月29日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

10月8日、連闘で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月27日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた8戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 47（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月17日、連闘で迎えた10戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したカレンアネーロを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 45（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマコトステッラミラにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月9日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉本隆記騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2 42（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシンマに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2019年）

1月6日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシゲルキュウリに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

1月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた16戦目は、ヒヤシンス賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサーワシントンをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

7月7日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた17戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月1日、中7週で迎えた18戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月10日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は金子光希騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウジザイに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2020年）

4月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。1着となった。

6月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg絞って迎えた21戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。14着に敗れた。

9月26日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金子光希騎手（4戦2勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

6歳（2021年）

3月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた23戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月15日、中7週で迎えた24戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（中京障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。