ナムラノーヴァ（2006年生、母ビストロドゥパリ）

ナムラノーヴァ（2006年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋新星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時12歳）と交配したビストロドゥパリが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は八田ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方16戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の大崎上島産紅はっさくカップ(一般B2二)。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月25日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

4月25日、中9週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた4戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のステイアウェイに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフレアトウショウに4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

6月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフクツに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

8月9日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアヤミズキに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月6日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハッピーケンリュウを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

9月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオオハシャギを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の佐藤公一腰痛との闘い応援杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦5勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスターダストクロスを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

11月22日、中2週で迎えた12戦目は、まつばぎく特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦6勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセイリュウザクラを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般B3三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグッドアズゴールドを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

12月22日、中1週で迎えた14戦目は、金の成る木特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（10戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイワギャラントに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、みどりのじじばば大好き杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムラエリスを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた17戦目は、大崎上島産紅はっさくカップ（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（11戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイワギャラントに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、大谷川鯉のぼり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（12戦7勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったセイリュウザクラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月29日、中7週で迎えた19戦目は、加賀毛針特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（13戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。