クリノハナミチ（2009年生、母レディコスマー）

クリノハナミチ（2009年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋花道」。毛色は栗毛。種牡馬のロージズインメイ（当時9歳）と交配したレディコスマーが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着3回、地方11戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、下河辺牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月12日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月7日、中2週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

6月16日、中7週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマヤノカデンツァを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月18日、中4週で迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月29日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、逃げるケイジーウィンザーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月11日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた13戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2013年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したミヤビエスペランサを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したテラノコブラを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月30日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルティンランを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

5月12日、中5週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のBSイレブン賞（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に敗れた。

5歳（2014年）

4月22日、約11か月半の休養明けで迎えた18戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、ベンジャミン賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

6歳（2015年）

4月15日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、相生ペーロン祭特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた21戦目は、すいれん賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は中田貴士騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた22戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた23戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

7月2日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトキノスターライトに4馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7月23日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンアクロンを半馬身捉え切れず2着となった。

8月6日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったウインオベロンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月21日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマノボンバーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中3週で迎えた28戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のナリタマクリスに1馬身半の差をつけて4勝目をゲットした。