ドラゴンマーテル（1996年生、母アンセストラルダンサー）

ドラゴンマーテル（1996年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時14歳）と交配したアンセストラルダンサーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の伊勢特別(500万下)。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

12月6日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた2戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（1999年）

1月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、逃げるキングダムシチーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、アレグラールに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月4日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小原義之騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のスペキュレーションをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月9日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小原義之騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた9戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月4日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は小原義之騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の定山渓特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

9月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ハナランマンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2000年）

1月30日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で小原義之騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、グレイトフェローにアタマ差交わされて2着となった。

2月19日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で小原義之騎手（13戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた17戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のナムラコンコルドをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月12日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタヤスセイントを半馬身振り切って久しぶりの実戦を制した。

8月27日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（14戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（15戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

10月28日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北野特別（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（16戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（17戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（18戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5歳（2001年）

1月13日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（19戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（20戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

2月17日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（21戦1勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（22戦1勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上900万下の穂高特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は村山明騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

11月11日、約7か月半の休み明けで迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の桂川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（23戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2002年）

5月5日、約6か月の休養明けで迎えた31戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。