マスターブラスター（2004年生、母ボニーロツホ）

マスターブラスター（2004年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「主力攻撃する人」。毛色は鹿毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時7歳）と交配したボニーロツホが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱秀昭。戦績は、中央平地4戦0勝、地方34戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の福元隆義還暦おめでとう記念(一般C4)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長浜秀昭から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、井上修一によって367.5万円で落札された。

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月5日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた2戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。

12月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

3歳（2007年）

1月20日、中3週で迎えた4戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた5戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストサドル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

7月31日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた8戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1500m 雨/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた9戦目は、一般D3-2（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は中村裕司騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレキックオフからアタマ差の2着に惜敗した。

10月11日、中1週で迎えた10戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D2-3（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月17日、連闘で迎えた11戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタグライディーンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般D2-2（札幌(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた13戦目は、一般D2-2（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

4歳（2008年）

4月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般D3-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のマダムビジューをハナ差制して待望の初白星を挙げた。

6月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般D2-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた18戦目は、竹内仁志騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のチトセラベンダーに2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月15日、中2週で迎えた19戦目は、むかわ町穂別地球体験館特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた20戦目は、一般D1-1（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は竹内仁志騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般D1-2（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた22戦目は、一般D1-2（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般D1-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた24戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般D1-1（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のハチノスカーレットに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月16日、中1週で迎えた25戦目は、ありがとう旭川競馬場特別（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた26戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、日胆農協青年部“絆”特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた27戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったアップセットに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた29戦目は、一般C10 13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るユウガブリエルを次元の違う末脚で半馬身差し切って4勝目を手に入れた。

12月24日、中1週で迎えた30戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のシーコンコードを半馬身振り切って1番人気に応えた。

5歳（2009年）

1月3日、中0週で迎えた31戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた32戦目は、一般C5（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月5日、中6週で迎えた33戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったヒシルートに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月20日、中1週で迎えた34戦目は、福元隆義還暦おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユズリープを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

3月31日、中1週で迎えた35戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で柿原翔騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で柿原翔騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柿原翔騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で柿原翔騎手（11戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。