イチザブイ（2011年生、母フリートサクシード）

イチザブイ（2011年5月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名（馬主名より）＋Ｖ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスタチューオブリバティ（当時11歳）と交配したフリートサクシードが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨタケ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方9戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C2-10。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月9日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

3歳（2014年）

2月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

9月27日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた5戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったアフリカンブルーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月1日、連闘で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 37（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタハラグッドラックに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったドリームセンスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、チャレンジシリーズ第32戦（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオモテナシに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月6日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったグッドシーユーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハニーハンターに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2015年）

1月12日、中2週で迎えた11戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

2月28日、中6週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のペイグラブルに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月28日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカシノリーベを交わし去り、最後は4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。