テーオーパスワード（2021年生、母テーオーレイチェル）

テーオーパスワード（2021年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+パスワード」。毛色は鹿毛。種牡馬のコパノリッキー（当時11歳）と交配したテーオーレイチェルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。2025年の名古屋城ステークス(オープンハンデ)に勝利した他、2024年の伏竜ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月6日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー京都（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のスマートリアファルに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のアラレタバシルをアタマ差振り切って2勝目を奪取した。

4歳（2025年）

1月5日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月25日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上3勝クラスの瀬戸ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハギノサステナブルをハナ差振り切って優勝

8月30日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のリチュアルに3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

9月27日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。