フジノカミワザ（2014年生、母フライトソング）

フジノカミワザ（2014年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時17歳）と交配したフライトソングが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。2017年のDS2017九州ダービー栄城賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛渡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、藤沢和徳によって324万円で落札された。

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

7月20日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は520kg。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に敗れた。

8月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したタカラサクラオーを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

9月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたフレアリングスター決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のワタリテイストを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月31日、中4週で迎えた8戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

3歳（2017年）

1月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月9日、中9週で迎えた10戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように疾駆したが、テイエムサンピラーに3/4馬身交わされて2着となった。

4月23日、中1週で迎えた11戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、スイートピー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた12戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のDS2017九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したスーパーマックスに半馬身届かず2着となった。

6月18日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。