バサラオージャー（2004年生、母グラールホーリー）

バサラオージャー（2004年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「型にはまらない自由奔放な王」。毛色は青鹿毛。種牡馬のデザートキング（当時10歳）と交配したグラールホーリーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）庄野牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方26戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳F1二。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月9日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3歳（2007年）

1月8日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

1月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月3日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた7戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳F3二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳F2二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のロマンゲットに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳F1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したデリマを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳F1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（3戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒラケゴマを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月26日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永島太郎騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアマトリーチェを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、ニッカン菊園特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4歳（2008年）

1月14日、中8週で迎えた15戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

1月24日、中0週で迎えた16戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したセオソフィアに半馬身届かず2着となった。

5月8日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったシンボリシューマンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジノファイターを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って4勝目を収める

7月1日、中3週で迎えた25戦目は、高原と名水のまちかみかわ特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた26戦目は、上郡赤松円心特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた27戦目は、ほうせんか賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた28戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた29戦目は、有馬温泉兵衛向陽閣特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた30戦目は、化石発見!丹波竜特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた31戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた32戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（13戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。