アグネスラブ（1999年生、母アグネスベローナ）

アグネスラブ（1999年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時12歳）と交配したアグネスベローナが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地20戦3勝2着4回、地方1戦0勝。2001年のもみじステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

6月17日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったダンツヒルズを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月19日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、フェルマータに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテイエムトレンディに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月8日、連闘で迎えた4戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月27日、中6週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトゥインチアズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、キーンランドスワンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月16日、中3週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3歳（2002年）

2月10日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

7月13日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

8月21日、中5週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月21日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のナイススピードワンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月3日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた13戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

4歳（2003年）

1月18日、中6週で迎えた14戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

8月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

9月7日、中4週で迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシシャモムスメに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月5日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に敗れた。

12月7日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい17着に終わった。

5歳（2004年）

3月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた21戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。