スノーパレード（1996年生、母アンデスレディー）

スノーパレード（1996年6月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時13歳）と交配したアンデスレディーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年のパールステークス(1600万下牝)。

経歴

デビュー前

16歳のとき、三石橋本牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ハシモトファームによって126万円で落札された。

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

12月5日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったサウンドオブアースにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

3歳（1999年）

1月16日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウアイーダに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月6日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月11日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

9月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したエリモセントラルを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月7日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で池添謙一騎手（7戦1勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のブルーエンプレスに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月28日、中2週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったベリーリズミックにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のミズカガミをアタマ差振り切って3勝目をつかんだ。

4歳（2000年）

5月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上1600万下のパールステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルカキャンディを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を挙げた。

7月9日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定G3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（10戦3勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（11戦3勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5歳（2001年）

4月14日、約6か月半の休み明けで迎えた15戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。