アネスト（1997年生、母タイガークイン）

アネスト（1997年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のオグリキャップ（当時12歳）と交配したタイガークインが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は中島信之。戦績は、中央平地1戦0勝、地方14戦1勝2着3回。1999年のオークス（優駿牝馬）(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中島信之から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

山下信雄厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

6月2日、デビュー戦は竹内仁志騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイアミューダに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月1日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（旭川ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹内仁志騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた3戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳（旭川ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオリオンザプリンスからクビ差の2着に甘んじた。

7月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ13才（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

10月11日、中6週で馬体重を前走から23kg戻して迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のぎんもくせい特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったベルモントヒットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月10日、中3週で迎えた7戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の青雲賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったトミケンブライトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2000年）

1月11日、中4週で迎えた9戦目は、3歳オープンの’00ゴールデンステッキ賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

2月29日、中3週で迎えた11戦目は、3歳オープンの’00雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの’00桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月17日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

9月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた15戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。