カーディナルローズ（2001年生、母オノデンモモコ）

カーディナルローズ（2001年6月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「深紅のバラ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時11歳）と交配したオノデンモモコが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は外舘万明。戦績は、中央平地5戦0勝、地方23戦8勝。2004年の兵庫クイーンカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月28日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のコアレスボナンザをクビ差制して初勝利を挙げた。

3月6日、中3週で迎えた4戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた6戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

8月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた7戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳F11（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクールフィールドに2馬身半の差をつけて休み明け初戦を物にした。

8月25日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、山城の郷わだやま特別（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセルリアンアヴァンに2馬身半の差をつけて制した。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、日本・モンゴル民族博物館特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は米田幸治騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホクザンラブリーに1馬身1/4の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米田幸治騎手（2戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた11戦目は、波賀町メイプルタウン特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバンブーウニオンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月17日、中3週で迎えた12戦目は、地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は米田幸治騎手（3戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタイキアヴェニューをクビ差振り切って6勝目を奪取した。

12月15日、中3週で迎えた13戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米田幸治騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2005年）

1月1日、中1週で迎えた14戦目は、NewYear スプリントカップ（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で米田幸治騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月19日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた15戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

2月18日、中3週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた16戦目は、ハンデ戦の草たまご特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は米田幸治騎手（6戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた17戦目は、ゆずのまち安富特別（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米田幸治騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシンボリシャイアンを半馬身振り切って7勝目を収める

3月29日、中3週で迎えた18戦目は、城北グリーンテニスクラブ特別（姫路ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米田幸治騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた19戦目は、バファローズ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米田幸治騎手（9戦4勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月3日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、新冠町レ・コード館特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米田幸治騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5歳（2006年）

1月1日、約8か月の休み明けで迎えた21戦目は、NewYear スプリントカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で米田幸治騎手（11戦4勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

1月19日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で米田幸治騎手（12戦4勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦の兵庫牝馬特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で米田幸治騎手（13戦4勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた24戦目は、雪彦山特別（姫路ダート1500m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は川原正一騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は米田幸治騎手（14戦4勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハッタリヴリアをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月12日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米田幸治騎手（15戦5勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた27戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で米田幸治騎手（16戦5勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた28戦目は、淀川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で米田幸治騎手（17戦5勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。