アルスアンティカ（2020年生、母アルスフェルト）

アルスアンティカ（2020年2月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「13世紀のヨーロッパの音楽様式を指す用語。母系より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したアルスフェルトが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2023年のC級セレクション(一般)。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月6日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3歳（2023年）

5月20日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月15日、中4週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた4戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフェアリーパインに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた6戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したダンシングハピリーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた7戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川慎騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月22日、中1週で迎えた9戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、C級セレクション（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、C18組（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアルプスソングに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月29日、中2週で迎えた11戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターサファイアに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2024年）

1月12日、中1週で迎えた12戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、松竹梅特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したキャッチザロマンスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったハートマンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた15戦目は、なーちゃん誕生日おめでとう記念（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったレイレフアを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた16戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、花見月賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスプリングムーンを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

3月22日、中1週で迎えた17戦目は、東風特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた18戦目は、森カリオペ生誕祭記念杯（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったユメミルボニータに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は細川智史騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーホウグロリアスを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

4月26日、連闘で迎えた20戦目は、芝桜特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。