パルタージュ（2019年生、母ムスタパルタ）

パルタージュ（2019年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「分かち合う(仏)。幸せや喜びを皆で分かち合いたい。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザワールド（当時8歳）と交配したムスタパルタが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳C2二。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月16日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

12月25日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3歳（2022年）

2月19日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

5月22日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

7月19日、中7週で迎えた5戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったシエリナロッジに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアースアワーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

4歳（2023年）

1月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、麒麟のみんな、今年もよろしく（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

1月18日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ラビットライトに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月1日、中1週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のナオミチャンに4馬身の差をつけて優勝

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったラビットライトにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミッキーキングを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月1日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、美女高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったエイメイカカンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月13日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた17戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノルネサンスに5馬身の差をつけて順当に勝利した。

9月29日、中1週で迎えた18戦目は、金木犀特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミルキーに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月23日、中2週で迎えた19戦目は、馬肥ゆる特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（3戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた21戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で塚本征吾騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた22戦目は、B5組（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で塚本征吾騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた23戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で塚本征吾騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

5歳（2024年）

1月12日、中1週で迎えた24戦目は、一般B11 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で塚本征吾騎手（8戦2勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた25戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、一般B10 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた26戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた27戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた28戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、祝37歳新井（ハートビート）（笠松ダート1400m 小雨/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた29戦目は、ファウナ生誕祭記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた30戦目は、仲宗根音我、卒業おめでとう記念（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑慧悟騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。