シエリナロッジ（2019年生、母デビュートウショウ）
Cierna Lod
2019.02.23
シエリナロッジ（2019年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「黒い船(スロバキア語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時21歳）と交配したデビュートウショウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は有限会社 下河辺トレーニングセンター。主な勝ち鞍は2022年の3歳C2一。
経歴
デビュー前
1歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小林弘明によって1,320万円で落札された。
青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2021年）
9月25日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。
12月28日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。
3歳（2022年）
1月10日、中1週で迎えた3戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。
2月13日、中4週で迎えた4戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。
4月24日、中9週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。
5月31日、中4週で迎えた6戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。
6月11日、中1週で迎えた7戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。
7月19日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパルタージュに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
7月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒロシゲジャックに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
8月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
9月20日、中3週で迎えた11戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。
10月9日、中2週で迎えた12戦目は、騎手候補生大大大募集特別（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。
10月23日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1七（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。
11月7日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
11月21日、中1週で迎えた15戦目は、コランダム賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。
12月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
デビュー前
1歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小林弘明によって1,320万円で落札された。
小西重征厩舎（岩手）へ入厩。
12月30日、中3週で迎えた17戦目は、C1（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山本政聡騎手（9戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマショウキャットをクビ差振り切って制した。
4歳（2023年）
3月11日、中9週で迎えた18戦目は、東日本大震災津波を語り継ぐ日（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山本政聡騎手（10戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。
4月3日、中2週で迎えた19戦目は、ストロングゴールド賞（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山本政聡騎手（11戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヤーラシカを半馬身振り切って4勝目を手に入れた。
4月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で山本政聡騎手（12戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。
4月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で山本政聡騎手（13戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
5月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で山本政聡騎手（14戦4勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。
5月29日、中1週で迎えた23戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、ラビットイヤー賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
6月25日、中3週で迎えた24戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（15戦4勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。
7月9日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1（盛岡ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。
7月25日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（16戦4勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。
8月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（17戦4勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のハピネスガッサンに4馬身の差をつけて5勝目をゲットした。
デビュー前
1歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小林弘明によって1,320万円で落札された。
小西重征厩舎（岩手）へ入厩。
9月3日、デビュー戦は山本政聡騎手を鞍上に据えて、一般B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。5頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。
9月18日、中5週で迎えた28戦目は、マリーゴールド賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（18戦5勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。
10月1日、中1週で迎えた29戦目は、ほやこおねえさん賞（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（19戦5勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。
10月16日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（20戦5勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。
10月30日、中1週で迎えた31戦目は、タンザナイト賞（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（21戦5勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。
11月13日、中1週で迎えた32戦目は、霧島冠レースやるってよ賞（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（22戦5勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。
11月28日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（23戦5勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアースアワーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。
12月12日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1（水沢ダート850m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（24戦5勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。
12月26日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1 B2（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山本政聡騎手（25戦5勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。