シャトーグリスター（1988年生、母オオトネスター）

シャトーグリスター（1988年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時14歳）と交配したオオトネスターが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は吾田昇一。戦績は、中央平地32戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

佐藤勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

5月3日、デビュー戦は牧之瀬幸夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

6月30日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で牧之瀬幸夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で牧之瀬幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた5戦目は、柴田弘之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田弘之騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

9月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田弘之騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月13日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリティターフに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のグリーンフェローに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月24日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田弘之騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田弘之騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアサクサピレネーにハナ差届かず2着となった。

4歳（1992年）

1月5日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田弘之騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田弘之騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテンホーにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

5月9日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田弘之騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスタンレーシチーを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

8月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田弘之騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田弘之騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田弘之騎手（10戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田弘之騎手（11戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田弘之騎手（12戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルダイダンサーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田弘之騎手（13戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田弘之騎手（14戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた24戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタルファリスに6馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

5歳（1993年）

1月6日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の銀蹄賞（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入った。

3月14日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

10月3日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は柴田弘之騎手（15戦1勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田弘之騎手（16戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた31戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は柴田弘之騎手（17戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。